健康メニュー提供の新事業始動 ファンケル(2017.10.5)


 ㈱ファンケルは、健康的なメニューを各企業の社員食堂などに支援する新事業をスタートさせる。従業員の未病を改善し事業の生産性を向上させることで、政府が推進する企業の「健康経営」への取組みをサポートする。

 同社が用意する健康メニューは、1食あたり塩分2㌘以下や食物繊維6㌘以上、適正カロリーなど8つのこだわりでつくりあげたミートランチやカレーなど44メニューを用意(3日現在)する。これら健康メニューは、8月から自社の社員食堂にも導入している。自宅でも実践できるようレシピも提供する。

 これまで、ほぼ同様の法人向けの事業提案を進めてきた経緯はあるが、サプリメント摂取のイメージが強く導入が困難だった。「日常の食事からの健康管理ということで、相手先も受け入れやすいようだ」(担当者)といい、すでに複数社で話が進んでいるという。企業への導入実績を上げていき、健康的な食材の提供やレストラン運営など事業の幅を広げることも視野に入れる。

 同社の健康メニューの提案については、神奈川県が未病産業の創出に向けて優れた商品・サービスに対して与える「ME‐BYO BRAND」の認定を今年9月に受けている。


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