エクオールサプリ、米国で販売 大塚製薬(2017.11.2)


 大塚製薬は、エクオール含有サプリメントの米国での販売を先月末から開始した。3年前に買収した米国の子会社・フードステイト社を通じて、医療従事者向けの販売チャネルで展開していく。同社が日本発の粒やカプセルのサプリメントを海外展開するのは今回が初。同社が先月31日発表した。

 同社によると、更年期対応の商材は米国市場に複数流通するが、エクオールを主要原料とするサプリメントの競合品はないという。日本では女性の2人に1人が体内でエクオールを産生するとされるが、米国人では約20~30%にとどまるといわれる。

 米国での商品展開では、「更年期のほてりの頻度を減らします」「更年期の肩こりを含めた筋肉の違和感を軽減します」の2つの構造機能表示をして展開していく。

 エクオールが浸透していない米国市場においては、日本同様に販売前から米国の医師などの専門家のKOL(キーオピニオンリーダー)を通じて啓発してきた。商品の上市に合わせブランドサイトも立ち上げ、エクオール摂取の有用性を広めていく。

 米国で展開するエクオール含有サプリ「エクエル」の原材料は日本とほぼ同じ。独自の乳酸菌ラクトコッカス20‐92株で大豆を発酵して得られたS‐エクオールを、1日摂取目安2粒中に10㍉㌘含有するよう仕上げた。60粒入で39・95ドル。


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