エルビーを投資ファンドに譲渡 アサヒG 事業の選択と集中の一環(2017.11.6)
アサヒグループホールディングスは2日、100%子会社エルビーの全株式を、国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループに譲渡すると発表した。譲渡予定日は今月30日。譲渡当事者はポラリス社が運用するファンドで設立したALPホールディングスで、譲渡株式数は97万5057株。アサヒは売却額を明らかにしていないが、200億円弱と推測する報道が出ている。
アサヒは、中期経営方針として事業の選択と集中を推進しており、今回のエルビー譲渡はその一環とみられる。
一方、ポラリス社はエルビーのチルド事業などを高く評価。750億円の資金を集めたファンドの一部を投資し、エルビーを買収する。今後は独立企業としてエルビーの株式上場を目指すという。