農水省 機能性成分のJAS化は10種以上か 来年2月に決定(2017.11.23)
改正JAS法の施行に伴う機能性成分の規格化が、今後10成分程度に拡大する可能性がありそうだ。
JAS法については、今年6月に改正法案が成立・公布され、新たに農産物・食品の機能性成分の試験方法も規格化することが可能になった。
農林水産省が10月5日に公表した検討状況によると、機能性成分については、ルテイン(ホウレンソウ)、β-クリプトキサンチン(ウンシュウミカン)、メチル化カテキン(べにふうき茶)の試験方法について、検討が進められていることが分かった。
農水省によると、この他にも「候補として十数種が挙がっている」(食品企画室)状況で、うち1成分は近く公表される見込み。機能性成分のJAS化は、農産物・食品の高付加価値化に繋がるため、同省では社会的ニーズを踏まえて積極的に取り組む方針。
改正JAS法に基づく新規格や既存規格の最終確認は、来年2月のJAS調査会で実施される予定で、早ければ来夏にも告示される見通しだ。