柿タンニンの供給強化 消臭、二日酔い軽減で提案 (2013.8.22)
島貿易㈱(東京都中央区)は、消臭、二日酔い軽減、口腔ケアの機能性を持つ柿渋を用いたタンニン原料の供給を強化する。柿渋の原料元が全国に多くなく、市場での主導権も握りやすいことや付加価値のある独自原料での優位性、消臭など多岐にわたる機能性などを訴求し市場での開拓を進める。
柿渋の消臭機能は以前より知られているところだが、同社では古来より食品、日用雑貨などで用いられてきた身近な天然物としての実績に、アンモニアをはじめメチルメルカプタンなど悪臭物質の消臭効果について科学的な裏付けによる立証をもって素材の特性をアピールしている。
また同社ではもう一つの訴求ポイントとして、柿タンニンが二日酔いの原因物質とされるアセトアルデヒドと結合することでの二日酔い軽減を訴求する。肝機能向上素材ではウコン商材が市場で圧倒的なシェアを持つが、同社ではウコンとの組み合わせについても提案していく。
多様性を持つ同素材を同社では食品、化粧品用原料として提案する。柿タンニン40%で規格した粉末品と、沈殿物を抑えた柿タンニン30%の液状品を揃える。