松永和紀氏、トクホ審査員に 新開発食品調査部会委員に就任(2017.12.14)
特定保健用食品の許可審査を行う消費者委員会「新開発食品調査部会」の委員に、科学ジャーナリストの松永和紀氏が指名され、就任した。就任は先月17日付。
松永氏は、トクホについて「審査内容が時代遅れとなっている」「審査のレベルが追いついていない」(FOOCOM・NET12月1日付専門家コラム)などと、執筆記事を通じて最近の同部会による許可審査に対し、批判的な見方を公にしている。今後申請されるトクホには、より厳しい視線が注がれることになりそうだ。
同部会は部会長はじめ全15名の委員で構成される。部会長は消費者委員会委員の受田浩之・高知大学副学長兼地域連携推進センター長、部会長代理は、同じく消費者委の長田三紀・全国地域婦人団体連絡協議会事務局長がそれぞれ務める。
今回の同部会の委員改選は、今年9月1日に第5次消費者委員会が発足したのに伴うもの。その他の委員としては、石見佳子・国立栄研シニアアドバイザー、清水誠・東京農業大学教授、山田和彦・女子栄養大学教授らが名を連ねている。