小林製薬 今春商戦 ノコギリの上位品投入 シェア拡大向け店頭に(2018.1.25)


 小林製薬は、ノコギリヤシの上位品と、サラシアの少量タイプのサプリメント2品を今春の商戦に投入する。11、12日に開催した新製品内覧会で発表した。これまでノコギリヤシの店販商品はレギュラータイプのみだったが、通販で先行している機能性を強化した上位品の「ノコギリヤシEX」を店販向けでも投入する。

 同社によると、中高年を対象にしたこの分野の商品は需要はあるものの店販向けでは競合品は少ないとし、「すでにある程度のシェアを当社は持っているが、機能性を高めたタイプを加えることでさらなるシェア獲得を図る」という。初年度売上1億5000万円を見込む。
 4月に発売する上位品は、ノコギリヤシを主原料に、オランダビュー種子やオオバコ種子など7種を組合わせた独自の植物素材〝水利通快源〟を加え機能性を高めている。約30日分で税抜2500円。

 2年前に発売したレギュラータイプのトクホ「サラシア100」は、約5日分の少量タイプをラインナップに加える。同社によると、既存品のリピート率は約3割で、トライアイテムを加えることで、新規顧客の獲得を促進できるとしている。価格は同900円。初年度売上目標は1億円。
 なお、2年前に投入したプリン体に働きかけるサプリメント「プリトロール」について、終売することを同社通販サイト上で伝えている。


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