ノニ種子エキスで製法特許 モリンダ(2014.1.9)
モリンダ ワールドワイド インク(米国ユタ州)と共同研究機関の近畿大学薬学部は12月26日、ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)種子エキス抽出法による「エラスターゼ阻害剤」としての製法特許を取得したと発表した(特許番号5425413)。特許取得日は12月6日。
同特許は、皮膚外用剤及び内服剤の製法を示すもので、エラスターゼ阻害作用によるシワ予防、抗酸化作用によるシミ・ソバカス予防の有効成分としてノニ種子エキスを抽出する技術。請求範囲は、ノニ種子からオイル成分を除去した後の残渣を加熱抽出して得たエキス、ノニ種子を粉砕せずに加熱抽出して得たエキスなど。
同特許に基づく製法でのノニ種子エキスを用いた試験管実験では、日焼け止め化粧品などに配合されるエラスターゼ阻害剤としての有効成分・PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)と同程度の作用を持つことや、美白化粧品に使用されるビタミンC(アスコルビン酸)と同程度のラジカル補足作用(抗酸化作用)のあることを確認している。