カゴメ17年度業績 機能性表示が好調、増産も(2018.2.8)
カゴメは1日、2017年12月期決算を発表、売上高は連結で前年比6%増の2142億円、営業利益は同9%増の120億円となった。好調の機能性表示食品トマトジュース、野菜ジュースに支えられた飲料事業が全体の業績を牽引した。
事業別売上高は、国内加工食品事業が前年比7%増の1576億円、国内農業事業が同1%減の114億円、国際事業が3%増の488億円。
機能性表示食品のトマト・野菜ジュースほか、スムージー、調理用・業務用トマト材料、家庭用トマトケチャップなどがいずれも好調で、特に機能性表示食品のリコピンサプリなどを展開する通販事業は、売上高100億円を突破した。
来期は2年計画で48億円を投資して、野菜飲料ペットボトル生産能力を大幅増強するほか、好調の機能性表示食品は、新たにリコピンとGABAの二つの機能性関与成分でダブル表示するトマトジュースの新商品を投入する。
2018年12月期の業績予想は、国内加工食品事業で売上高1613億円で、全体では0.4%増の2150億円を見込む。