明治、プロテインの大型新工場 生産量2倍に(2018.2.15)


 明治は13日、岡山県倉敷市にプロテイン「ザバス」や「アミノコラーゲン」などを生産する新工場を建設すると発表した。投資額は約180億円で、年産能力は1万1000㌧。2019年11月の稼動を目指す。同社では、新工場建設により、需要好調のプロテインの生産量を2倍に増やすとしている。

 新工場は倉敷市の玉島ハーバーアイランド内に建設する。延床面積は約3万平方㍍で、着工は4月。年産能力は約1万1000㌧と非常に大きく、ザバスブランドのプロテインをはじめ、アミノコラーゲンの粉末タイプも生産する予定。投資額は約180億円で、プロテイン生産施設としては、異例ともいえる大型投資となる見通しだ。

 明治は、岡山県笠岡市にグループ会社の「岡山県食品株式会社」があり、同社が「ザバス」プロテインなどの受注生産を行っている。今回、明治本体が自らプロテイン生産に乗り出すが、「岡山県食品も含めてプロテインの生産体制をどうするか、現在、検討を続けている」(広報部)としている。

 ここ1~2年でプロテイン市場が伸長。明治も「ザバスは非常に好調」(同)だと言い、同品はアマゾン通販の2017年サプリメント部門で初の1位を獲得している。これを背景に、明治のスポーツ栄養事業の2017年度業績は前年同期比17%増の202億円に伸びている。

 明治では、新工場建設により、生産量を2倍に拡大する方針。拡大するプロテイン市場でシェアを確保していく考えだ。


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