シワ改善化粧品好調で増収増益 ポーラ・オルビス決算(2018.2.15)


 ポーラ・オルビスホールディングスが14日に発表した2017年12月期連結決算によると、売上高は前年同期比11.8%増の2443億3500万円、経常利益は同44.7%増の392億5000万円と増収増益だった。シワ改善の薬用化粧品が好調に推移し、その他の製品のクロスセルにもつながったことで、ポーラブランドの売上高は前年同期を上回った。ただ、オルビスブランドは広告宣伝の抑制などの影響を受けて顧客数が減少し、前年同期を下回った。

 ポーラが昨年1月1日に発売した日本初のシワ改善医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」は、1年間で約94万個を売り上げ、約130億円の売上高を計上した。当初計画に対して30%増、上方修正計画に対しては4%増で着地。同品によって多くの新規顧客を獲得したという。

 発売2年目となる18年12月期は、年間で100億円を売り上げる計画。今年1月1日、1万5000円から1万3500円に値下げする価格改定を行った。同品を起点にした68%のクロスセル比率を継続させることで、ポーラブランド全体の安定増収増益を図る。


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