機能性成分のJAS規格策定へ 農水省(2018.2.15)
農林水産省は20日に「農林物資規格調査会」(JAS調査会)を開催し、改正JAS法に基づく新規のJAS規格を決定する。ウンシュウミカンのβ‐クリプトキサンチンなどのJAS規格が制定される見通しで、機能性成分のJAS規格化は初の事例となる。
昨年6月に成立した改正JAS法では、新たに流通管理や機能性成分などもJAS規格化ができるようになっており、今回の調査会は、同法に基づき候補に上がっている新規規格について決定する。機能性成分については、ウンシュウミカンのβ‐クリプトキサンチンなど2成分を規格化する予定だ。
また、同省では2月9日から、JAS規格認証支援事業の公募を開始した。公募期間は5月7日まで。さらに改正JAS法の説明会も今月21日から3月14日まで、全国15カ所で実施する。