健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　化粧品分野で利用されている「天然ヒト型セラミド」を開発したジェヌインＲ＆Ｄが食品セラミド原材料市場に参入する。天然ヒト型セラミドとは、天然物を原料にして生産する、ヒト皮膚角質層に存在するのとほぼ同等の構造を持つセラミドのこと。「フリー（遊離）セラミド」とも呼ばれるもので、これを食品向けに応用開発した。機能性などに関するエビデンスを用意したうえで、サプリメント向けに売り出す。

　このセラミドは、しょう油製造時に生じるしょう油粕と、麹菌を原料にして生産する。製法については特許（第501338号）を取得。純度95％以上のフリーセラミドを製造できるという。今後、これを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を行う方針。年内にも届出資料をまとめる計画だ。