高カカオチョコ研究で問題指摘 内閣府(2018.2.26)


 内閣府は22日、「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)の制度検証に関する報告書をまとめた。

 同プログラムには、山川義徳マネージャー(NTTデータ経営研究所)と明治の共同による高カカオチョコレートと大脳皮質の量に関する研究プロジェクトが含まれており、昨年1月に発表された研究結果に関して、ヒト介入試験の方法が不十分などの指摘を受けていた。

 報告書では、同プロジェクトに関して、具体名は避けながらも「一部プログラムではエビデンスが十分でない研究成果を勇み足で発表し、マスコミや関係するアカデミアから批判を受ける問題が発生」と指摘された。

 全体としては、プロジェクトを第三者がチェックするなど、外部監督の必要性や研究資金のマネージメントのレベルアップなどが指摘された。2019年度からはImPACTの後継プログラムが実施される見込み。


Clip to Evernote

ページトップ