「青柚子まるごとCDM粉末」 アピが開発(2018.2.26)


 アピが新規の健康食品原料を開発した。愛媛県鬼北町産の「青柚子」を原料にしたもの。未熟な青柚子には、熟した黄柚子に比べ、ヘスペリジンなどのフラボノイドが多く含まれることに着目して開発。同社が導入している低温乾燥粉砕機のCDM(セントリドライミル)を活用し、原料を丸ごと粉砕して粉末にした。青柚子に含まれる様ざまな成分を摂取できる。

 「こだわりの国産素材」として提案を進める。原材料供給は原則せず、OEMにのみ対応する。OEM供給開始は今春からの予定。

 愛媛県の協力も受けて開発した。原料の青柚子は、化学肥料や農薬を使わない栽培方法による。それを、同社が農家より直接買い付ける。そのため、産地情報や生産者情報など、販促ツールの支援にも対応可能という。

 機能性の評価も進めている。同社によると、愛媛大学農学部が行った試験では、IgE産生抑制効果と脱顆粒抑制効果を持つ可能性が示唆。抗アレルギー作用が期待できる。他にも、抗炎症作用や美肌作用に関する機能性評価を現在進めているという。


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