武田コンシューマ 機能性表示食品を届出 (2018.4.12)
武田薬品工業の100%子会社で、一般用医薬品や健康食品を販売する武田コンシューマーヘルスケアが機能性表示食品の届出を行い、届出情報が先月22日公表された。同社の届出は初。ユーグレナを配合した健康食品シリーズ「緑の習慣」に機能性表示食品を追加する方向だ。
同社が届け出たのは、「緑の習慣 ビフィズス菌」を商品名とするサプリ形状の加工食品で、機能性関与成分はこれまでに30件を超える届出実績があるビフィズス菌「BB536」。関与成分の研究レビューで検証した「腸内環境を良好にし、腸の環境を整える機能」を訴求する。
公表された届出情報によると、同品は原材料としてユーグレナ(ユーグレナグラシリス)も配合。ユーグレナには特有成分としてβ‐グルカンの一種「パラミロン」が含まれており、同社も健康食品「緑の習慣」で同成分の含有をアピールしてきた。そのためか、薬業界関係者からは、「なぜパラミロンを機能性関与成分にしなかったのか」と不思議がる声も聞かれる。