韓国LG生活健康 日本のエイボン買収へ (2018.5.10)
エバーライフの親会社でもある韓国の生活用品大手「LG生活健康」は4月24日、100%子会社の日本の銀座ステファニー化粧品を通じて、化粧品訪販・通販のエイボン・プロダクツを買収すると発表した。買収額は約105億円。エイボンは25日、LG生活の傘下に入ることで「合意された」と発表している。
LG生活は、2012年に銀座ステファニー、13年に健食・化粧品通販のエバーライフを買収するなど、日本でのビジネスプラットフォームの構築を進めている。今回の買収により、日本での約50年間に及ぶエイボンブランドの信頼性と、LG社が持つ研究・製品開発力によるシナジー効果で、日本での事業強化を図っていく。
エイボンプロダクツは、1968年に米国本社が日本進出の足掛かりとして日本支社を立ち上げ、73年に日本法人を設立。以来、化粧品を中心にネットワークビジネス(NB)を展開していたが、10年に日本法人が米国の投資会社に売却され、エイボングループから離脱していた。15年にはNBから撤退し、一部訪販と通販事業を展開。