ロシアの製薬企業と販売契約 富士フイルム(2018.5.28)
富士フイルムは25日、ロシアの製薬企業JSC「R‐Pharm」および同親会社のLLC「R‐PHARM HD」との間で、医療機器、サプリメントの販売契約を締結したと発表した。R‐Pharmなどは富士フイルムの製品をロシア市場で販売する。
売上高約1100億円規模のR‐Pharmは、ロシア全土に直販網を持ち、医療機関や薬局などとのネットワークもある。サプリメントに関しては、R‐Pharmグループのドラッグストアや薬局などの販路を活用し、R‐PHARM HDの傘下企業を通じて営業活動を行う。
両社によると、ロシアの医薬品・医療機器市場は約4兆円と日本の3分の1程度で、今後の急成長が見込まれている。最近では肥満など生活習慣病の予防から、サプリメントの関心も高まっているという。
富士フイルムとR‐Pharmは2016年12月に包括的事業提携で合意しており、今回の販売契約はその一環となるもの。