抹茶の認知機能で臨床試験 総予算2億円 伊藤園、島津製作所など(2018.6.21)


 伊藤園は21日、島津製作所とMCBI(筑波大ベンチャー)と共同で、抹茶の認知機能低下抑制効果に関する臨床試験を実施することで合意したと発表した。


 試験は、軽度認知障害(MCI)およびプレMCIの被験者を対象に、抹茶摂取の介入前後で、各種認知機能検査、血中バイオマーカー測定、血中動態分析、アルツハイマー症の病変である脳内のアミロイドβ沈着の測定などを行う。抹茶に含有する機能性成分のテアニンやカテキンの影響を研究するもよう。


 試験期間は今年11月から約1年の予定で、総予算は約2億円。同志社大学の杉本八郎客員教授らをアドバイザーとして、医療法人社団創知会、国内大学の医療機関も参加する。

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