アロエ由来成分で初の届出 森永乳業 製品臨床で〝保湿〟訴求(2018.6.25)
22日の機能性表示食品の届出情報更新で、新規の機能性関与成分が久々に受理された。アロエ由来のロフェノールおよびシクロアルタノール。森永乳業が最終製品の臨床試験で届け出たもので、肌の潤いを保つ機能性を訴求する。
森永乳業が届け出たのは「アロエアロエステロールドリンクヨーグルト」(その他加工食品)。届出表示は「アロエ由来ロフェノール、アロエ由来シクロアルタノールが含まれるので、肌の潤いを保つ機能があります」。
同品は、同社が2014年9月に「アロエベネ」の名称で発売していたドリンクヨーグルトと同一商品。16年4月に「アロエステヨーグルトドリンク」と商品名を変更していた。今後、機能性表示食品としてリニューアル発売するものとみられる。
アフリカマンゴ、2品追加
この日の届出情報更新では他に、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を機能性関与成分にしたサプリメント2品の届出も追加された。いずれも大正製薬が届け出たもので、ヘルスクレームは同じ。「健康な方の中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを低下させる機能、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる機能」を訴求する。
大正製薬が届け出たのは「中性脂肪やコレステロールが気になる方のタブレット」と「コレス&ミドルケア タブレットW」の2つ。機能性の科学的根拠については、いずれも同社で行った研究レビューを届け出た。
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を機能性関与成分にした届出は、これにより計6件。これまでの届出では、いわゆる「ダイエット機能」を訴求していた。コレステロールに対する機能性を訴求するのは大正製薬が初。