フォーデイズ、創業以来初の減収 18年3月期 一部業務停止響く(2018.6.25)
フォーデイズは22日、2018年3月期決算を正式に発表した。税抜売上高は前年比4億7200万円減(1.1%減)の424億7700万円となり、創業以来初の減収。特定商取引法違反による一部業務停止命令の影響を受け、主力の核酸ドリンクの売上高が同8.7%減の264億5300万円と落ち込んだ。
今期19年3月期の税抜売上高については370億円を見込むという。前期比で54億円を超える大幅な減収予測だが、一部業務停止命令による会員減少に伴うものだという。同社は昨年11月、一部会員に不適切な勧誘活動があったとして消費者庁から行政処分を受け、11月25日から今年5月23日までの6カ月間、新規契約にかかわる業務を停止していた。
18年3月期の経常利益は前期比3.8%増の56億8800万円、当期純利益は7.8%増の36億9600万円といずれも増益。一部業務停止命令を受ける前の業績が寄与したとみられる。
一方、同期の健康食品事業の売上高は0.8%減の362億5400万円と微減だが減収。一部業務停止の影響を受け、核酸ドリンクの他に既存品の売上も落ち込み、サプリメント「アミノアクティーEX BCAA&グルタミン」の売上高は、11.2%マイナスの29億4000万円と2ケタ減だった。ただ、新製品のサプリメント「エレン」などの売上高が既存品の落ち込みをある程度補った。
19年3月期の健康食品事業の売上高については、前期比53億5400万円減(12.9%減)の309億円を見込むという。