東大で産学連携研究セミナー開催 東洋新薬(2018.6.28)


 東洋新薬は27日、東京大学との間で進めている産学連携研究の成果などを伝えるセミナーを、同大弥生キャンパス内で開いた。東大の学部生や院生を対象にした健康食品のODEM(ODM、OEM)に関する体験型ワークショップも開催した。

 このイベントは、東洋新薬と東京大学が2016年10月に締結した連携協定に基づくもの。連携協定には若手研究者育成を支援する目的もあり、今回のイベントは、「研究成果をビジネスにつなげ、社会に貢献する意義を考える場」として、東洋新薬と東大の産学協創推進本部が合同で企画した。

 協定に基づく東洋新薬と東大の産学連携研究は現在、学部や研究室を横断する形で7つのテーマで進行しているという。当日は、東大定量生命科学研究所の須谷尚史講師が、「大麦若葉末摂取による腸内細菌改善作用」を紹介するなど、共同研究成果の一部を報告した。

 共同研究はいずれも健康食品などとしての実用化(社会実装)を意識した内容で、マイクロバイオーム事業を手掛ける「TAK‐Circulator」など、東大発ベンチャー企業なども参画する形で進められている。同社は今後も東大との連携研究を継続し、引き続き若手研究者の育成支援を行いながら、研究成果の実用化を推進する。


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