「機能性」広告審査会を設置 日健栄協(2018.7.19)


 日本健康・栄養食品協会は13日、機能性表示食品に関する広告審査会を新たに設置したことを公表した。協会が以前から設置している特定保健用食品の広告審査会と同様に、外部専門家を含む審査委員が関連法規や適正広告自主基準への適合性を審査し、疑問があれば改善を促す。審査会は原則、年2回開催する。

 初回の開催は今年11月を予定しているという。審査対象は、今年4月から6月に放映、出稿された機能性表示食品に関するテレビ、新聞、雑誌の各広告のほか、6月時点で掲載されているウェブ広告(ランディングページ)。協会は現在、審査対象となる広告素材の提供を会員各社に求めている。

 広告審査の指針とするのは、景品表示法、健康増進法などの関連法規の他に、健康食品産業協議会と日本通信販売協会が策定した「『機能性表示食品』適正広告自主基準」も同様。ただ、この自主基準が策定されたのは2016年4月とやや古く、その後、機能性表示食品広告を巡る景表法違反(優良誤認)で一部企業に措置命令が出てもいる。今後の審査にあたっては、見直しが求められる可能性もありそうだ。


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