IC認証 国内20社到達間近に 現在18社 年内30社達する可能性も(2018.7.26)
サプリメントに関する国際的なアンチドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」(IC)の認証を取得する日本企業がじわじわと増えている。認証取得企業は今月5日時点で18社。同プログラムを運営する英国の民間分析機関LGC社の関係筋は、「年内にも30社近くに達しそうだ」としている。
日本でIC認証の運営が始まったのは2016年末。それからおよそ1年後の17年11月時点での認証取得企業は7社にとどまっていた。
IC認証は、最終製品、原材料のほか製造施設を対象にしている。日本でこれまでにIC認証を取得した18社の内訳をみると、最終製品が16社、原材料が2社、製造施設に関しては事例がまだない。
最終製品に関しては、LGC社の日本総代理店バイオヘルス・リサーチ・リミテッドがホームページに掲載している認証取得製品リストによると、これまでの認証製品数は60品目余りに達している。このうち40製品余りをドームのサプリメントブランド「DNS」が取得。これにより数が底上げされている面もあるが、アサヒグループ食品が「ディアナチュラ」ブランドのプロテイン2製品、日本水産がEPA配合サプリメント1品でそれぞれ取得するなど、知名度の高い企業がIC認証を取得する例も目立ちつつある。