ファンケルは7月30日、2019年3月期の連結業績を上方修正したと発表した。化粧品、サプリメント事業の好調に加え、インバウンド需要が想定を大幅に上回ったことから、4月下旬に発表した業績予想の売上高を、1145億円から75億円上乗せの1220億円に引き上げた。営業利益も95億円から122億円に修正した。
同社では、下期もインバウンド需要が高水準に推移することが見込まれることや、国内売上も好調に推移していることから通期業績を上方修正した。また、来期以降の成長をより引き上げるため、下期にマーケティング費用として15億円規模の追加投資を実施する。
同日発表した19年3月期・第1四半期決算では、売上高が対前年比19・0%増の307億9900万円だった。営業利益は、宅配運賃の値上げなど物流コストの上昇や、店舗契約社員の正社員化など人件費の増加はあったものの増収効果などで、同269・2%増の44億8700万円となった。