台湾・大江生医 中国・不動産大手と提携 (2018.8.23)
台湾で機能性食品などを開発・製造する大江生医は、このほど中国で不動産事業を手掛ける緑地商業グループとの間で戦略的提携協定を締結したと発表した。緑地商業グループは異業種から機能性飲料市場への参入に乗り出す。同グループはすでに大江生医に商品を発注、初回発注額は5億台湾元。9月から中国市場での販売を開始する。
大江生医では、今提携により全面的な生産能力の増強を始めている。台湾の3工場、中国の2工場を含め、カプセル、錠剤、粉末包装、飲料、液体包装、フェイスマスクの製造ラインをいずれも増設。生産能力を昨年末の2倍に増強したという。
また、今回の緑地商業グループとの製品開発について、「当社が推進する異業種提携を代表するものになる」としている。
緑地商業グループは不動産で起業、近年はショッピングモールをはじめ、貿易、日用化学品などの領域にも進出している。今回自社ブランドの機能性飲料を打ち出すため大江生医の研究開発力と量産品質に着目、異業種提携のパートナーとして大江生医を選んだ。
同グループは中国でスーパーマーケットチェーン40店舗、北京で大型ショッピングモール20店舗を展開しており、充実した販売網を持つ。9月には大規模な新商品プロモーションを行う予定。