健康な食事の概念図示す 厚生労働省(2014.1.23)


 厚生労働省は20日、健康維持や疾病予防などにつながる「健康な食事」の概念図(案)をまとめ、同日開催された「日本人の長寿を支える『健康な食事』のあり方に関する検討会」に提出した。同検討は成長戦略に掲げられた「健康寿命延伸産業の育成」の施策の一つで、同省は最終的に食事に関する基準などを定めて認証制度の創設を目指している。

 同省が提出した概念図(案)は、「健康な食事」を“食べる”“つくる”“伝えあう”の3つの観点から複合的に捉える構成になっており、さらに主要な要素として①適切な量と質②おいしさ③共食④旬の食材や地域産物の活用⑤適切な情報提供・共有や教育――を挙げた。これらの中には望ましい食習慣や食文化、持続可能で安全なフードシステムなどが含まれ、今後、これらについて精査を行い報告書を取りまとめる予定にしている。

 このうち①については栄養素などの適切な量や減塩などが含まれており、同省が今年度末にも取りまとめる日本人の食事摂取基準の策定を待ってから検討することにしている。

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