富士カプセルが新植物性カプ ジェランガムを採用 (2018.10.25)


 ゼラチン特有の動物臭がないなどを特徴に植物性ソフトカプセルが日本市場に流通するようになって久しいが、老舗ソフトカプセルメーカーの富士カプセルでは、発酵によって得られる天然の多糖類であるジェランガムを基材にした植物性ソフトカプセルを開発した。

 主に海外からの新たな植物由来のカプセルの要望などを背景に開発を進めてきたもので、ゼラチン、カラギーナンフリーの新カプセルとして提案を進めていく。

 「海外は特にベジタリアンやヴィーガン、宗教上の理由などで、動物由来原料を口に入れないケースが多い」といい、同社がラインナップするカラギーナンに次ぐ第2の植物性カプセルとして、まずは海外エリアでの提案を年明けに開始する意向だ。

 新カプセルでは、油脂類をはじめ粉末やエキス類などのカプセル化が可能。耐熱性についても、ゼラチンが60度の加熱により3時間で崩壊するのに対し、ジェランガムでは同様の加熱を7日間続けても変化がないなどの特徴を持つ。



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