抗糖化など機能性を訴求 東洋アドレがクマザサの提案強化 (2014.2.6)
東洋インキグループの東洋アドレ㈱(東京都中央区)は、抗糖化作用を持つクマザサエキスの拡販に乗り出す。同志社大・米井嘉一教授との共同研究で見出した抗糖化作用をメイン機能として訴求、原料供給とともにOEM展開を進める。
同社では、北海道産のクマザサを千歳工場で独自の蒸煮熱水抽出法で有用成分を高濃度化したエキスを、原料は「リオハーバル」、OEMを「リオナチュレ」の名称でブランド展開している。多糖類、ポリフェノール、有機酸を豊富に含む機能性素材として、食品だけでなく、化粧品雑貨用途や抗菌・抗ウイルス機能から塗加工製品、消臭や免疫賦活から飼料用・ペットフードなど幅広く提案している。
抗糖化作用では、各種疾病リスクに関わるAGEの代表的な化合物である3DGやCML、ペントシジンについて、同社クマザサエキスが生成阻害作用のあることをin vitroで確認している。
同社では、グループのネットワークを活かし特殊化粧箱などの企画提案を絡めたOEM展開などで差別化を図る。