ファーマフーズ 業績好調続く 通販事業、さらに伸長 (2018.12.20)
各種機能性素材を開発・販売するファーマフーズの業績が、前期に引き続き好調に推移している。12日に発表した2019年7月期第1四半期決算では、売上高が対前年比59.6%増の25億7500万円を計上した。中核事業である通信販売事業と、GABAを中心に販売実績を伸ばす機能性素材事業の増収が全体の売上高を大きく引き上げた。
一方、損益面も改善の見通し。当初計画通りに通販事業で大幅な広告投資をしたことで、3億6200万円の経常損失となったものの、大手製薬との創薬研究が始まったことによる契約一時金の増益などが加わり、収益が改善したという(前年同期は4億5900万円の経常損失)。
セグメント別にみると、通販事業の売上高は同49.1%増の19億3400万円。損益面は、広告宣伝費17億3400万円を計上したことで、5億7700万円のセグメント損失だった。サプリメント、化粧品のテレビ広告の放送枠の拡大などにより、当期末時点の定期顧客件数が13万件を超える(前年同期は約9万件)など大幅な増加を見せる。
機能性素材事業では、主力素材のGABAが国内外で順調に推移し、売上高は同59.5%増の5億100万円、セグメント利益は同102.3%増の2億3900万円の増収増益となった。