ASCON届出評価 半数から回答なく 大手企業もちらほら(2018.12.20)


 機能性表示食品の届出情報を民間の立場で独自に評価している市民団体「ASCON」の科学者委員会は7日、届出番号B番台(B1からB620まで)の評価判定結果をASCONのホームページで公表した。今回は227社からの届出が評価対象となったが、評価に応じた企業は117社にとどまり、およそ半数が対応を見合わせることになった。「返事がなかった」という。

 公表された評価一覧によると、ASCON科学者委員会の評価要請に「無回答」で対応した企業の中には大手もちらほらと含まれる。また、科学者委による評価に対し、「考え方に当社と差異が生じている」などとして評価を固辞する回答も出された。

 今回の評価判定で最も多かったのは「評価保留(および評価固辞)」で、機能性表示数ベースで218件にものぼる。A評価は134件、Bは118件、Cは197件、「見解不一致」は9件だった。

 ASCON科学者委は今後、C番台の評価を行う予定。また、A番台の再評価も進めているという。届出番号は現在D番台に入っており、来年4月1日以降はE番台の届出が始まる。

Clip to Evernote

ページトップ