オルビスの肌トクホ 発売開始1カ月で8万個も (2019.2.21)
【写真=肌トクホ『ディフェンセラ』】
オルビスが1月1日に発売した肌トクホ『ディフェンセラ』(=写真)が売れている。先月末まで発売開始1カ月の販売個数は同社調べで約8万個、売上としては約2.5億円を記録。当初計画を超過しているといい、発売初年年間売上目標額の達成に向けて好調な滑り出しを見せた。今月下旬からは越境ECを通じた中国での販売も開始される見通し。想像以上の売れ行きを示す可能性もある。
同品は、販売される肌トクホとしては日本初の商品として発売されたもの。関与成分は米胚芽由来グルコシルセラミド。許可表示は「肌の水分を逃しにくくするため、肌の乾燥が気になる方に適しています」
同社は13日、発売後1カ月間の販売状況を公表。「想定を大きく上回る反響を受け、現在は品薄状態」という。日本での販路は通販とオルビスショップ店頭。価格は30日分で税別3200円。先月19日にはテレビCMの放映を開始。俳優の三浦春馬さんも起用し、男性も取り込む構え。
今月下旬から販売開始予定の中国については、中国の電子商取引最大手アリババグループの越境ECプラットフォーム「Tmall Global」(天猫国際)を通じて展開する。これにより発売初年に日中市場で合計22億円(日本=12億円、中国=10億円)の売上げを目指す計画だ。
同社は、まずは日本での販売が好調な理由について、肌トクホの「新規性」、トクホに対する「信頼性」などを上げている。今後販売が始まる中国の消費者の心にも、「国が許可」したというお墨付きが刺さる可能性がある。日本での売れ行き好調ぶりも、中国での注目を大きく高めるのに一役買いそうだ。