メタボ健診受診率44.7% 厚労省 11年度特定健診実施状況(2014.2.6)
厚生労働省がまとめた2011年(平成23年)度の特定健康診査・特定保健指導の実施状況によると、特定健康診査の対象者は約5253万人、うち受診者は約2347万人で実施率44.7%と、前年度に比べ1.5ポイント向上した。年齢別では40~50歳代で50%前後と高く、また、男女別では男性が49.9%、女性が39.5%で男性の方が高かった。
一方、特定健康診査を受けた者で特定保健指導の対象者となったのは約427万人で、割合は18.2%と、前年度比0.1ポイント減少、うち、指導を終了した者は64万人余りで実施率は15.0%と、前年度の13.1%から1.9ポイント向上した。年齢別実施率は65歳以上が20%以上と高く、また男女別では男性が14.9%、女性が15.6%と女性の方が多かった。
政府はメタボリックシンドローム対策として特定健康診査及び特定保健指導を08年度から実施。受診者数は徐々に伸びているが、当初の実施目標は70%であり、これには遠く及ばない状況が続いている。