ジェヌインR&D BtoC事業を本格化 (2019.7.25)
【写真=インバウンド対応で花柄のデザインを取りいれた美容食品「デリコス発酵美容」】
醤油粕を用いたセラミド含有抽出物を原材料供給するジェヌインR&Dは、BtoC事業を本格化させる。その第1弾施策として、同独自素材を主要原材料に用いた健康食品を初めて商品化。刷新した自社通販サイトでの販売を7月8日から始めるとともに、アルフレッサを通じたドラッグストアルートの展開にも力を入れる。
同社ではこれまで、独自素材のBtoB事業を中心に事業展開してきたが、昨年、健康食品受託製造の京都栄養化学研究所をグループ化したことで、最終商品の製造から販売まで事業領域を拡げることが可能となった。京都栄養が手掛けていた最終商品販売部門について、通販サイトや商品パッケージを刷新するなどテコ入れし、事業拡大を進めていく。マーケティングについても、専任者を新たに迎え、販売施策を支える。
新たな取組みの肝となるのが、新発売した美容食品「デリコス発酵美容」。独自素材のセラミド含有醤油粕抽出物をベースに、乳酸菌発酵コラーゲンやビフィズス菌などを配合したもの。30包入で税抜2975円。インスタ映えする和柄のデザインに仕上げ、インバウンドにも対応できるよう工夫した。
6月末に開催されたアルフレッサの展示会で披露したところ、「反響も良く、手応えを感じた」(担当者)といい、秋からの棚割りに期待を寄せる。大掛かりな販促物は予定していないが、SNSを通じての情報拡散など、ドラッグストアの店頭販売に向けた施策を進める。
最終商品事業を本格化するとともに、独自素材の供給についても手を加える。これまで同素材を、化粧品用として「天然ヒト型セラミド」と称していたが、今後新製品でも用いた「発酵麹セラミド」を食品用のブランド名として、原材料及びOEM供給を進めていく方針だ。