明治 ザバス、90億円見込む 18年から売上高が急伸(2019.7.25)

06明治ザバス乳飲料①

【写真=7月から発売した「ザバスMILK PROTEIN レモネード風味」】

 手軽にプロテインを摂取できる明治の乳飲料「ザバスMILK PROTEIN」の売上が急伸している。

 同社によると、2015年の同品発売以降、17年に入って売上高が20億円台にようやく達するスローペースだったが、18年から売上高が急伸。今年は前年実績60億円から、90億円台を見込めるラインに入ったという。

 一般的な粉末状のプロテインでは、同社のザバスはシェアトップとされているが、同社によると「MILK PROTEIN」は粉末状のプロテインとは製法が異なり、プロテイン摂取の経験が少ないライトユーザー層や一般層にも摂取しやすい乳飲料にしたという。

 販路もコンビニエンスストアやスーパーに力を入れ、一般層の目に触れやすい状況にした。パッケージも「ザバス」のロゴと「脂肪ゼロ」を大きく表示するなど視認性を高めた。それらが好調の一因になっている。

 同社では好調を背景に、スポーツ・運動愛好家に限定されがちなプロテインのユーザー層を、「一般にも広く浸透させていきたい」としている。

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