東洋新薬の新事業 配送代行サービス開始 (2019.8.8)
原材料の調達から生産、消費に至る物流の全体最適化を図る動きは、国内だけでなく世界的にも重要性が増してきている。健康食品業界でも、それら物流拠点を設けるなどの対策に乗り出すところも少なくない。そのなかで健康食品・化粧品の総合受託メーカーの東洋新薬は、通販事業者などを対象にした健康食品や化粧品を消費者に配送代行する新たな事業を開始した。同社が7月31日発表した。
同社では昨年12月、埼玉県川越市に自社運営としては初となる物流拠点「関東ロジスティック」を開設、新事業の立ち上げ準備を進めてきた。通販事業者などの物流管理業務の工数やコスト削減に貢献することを目的に、配送の代行事業を始める。
同社が担うのは、健康食品や化粧品などの在庫調整や保管、ピッキング、検品、流通加工、配送代行など。同社では、製造を受託する事業者に対し、「単なる配送代行だけでなく、商品の開発・製造から消費者へのお届けまでをワンストップで受託もでき、メーカー直送体制の実現が可能」といい、一貫体制を整えた利点を強調している。
同社の物流拠点は、関越自動車、川越IC近くの物流施設「MFLPプロロジスパーク川越」3階の一角。6410平方㍍(1939坪)のスペースを活用して新たな事業を進める。
【写真=昨年新設された物流施設の3階の一角を借り受けて新事業をスタートする】