ラグビーW杯と「リポビタンD」 開幕前にIC認証取得 (2019.9.12)
【写真=今月10日に発売された「リポビタンD」ラグビーW杯日本大会記念ボトル】
9月20日。ラグビーワールドカップ日本大会の幕が開く。それに先立つ同6日、日本代表は強豪・南アフリカ代表とW杯に向けた最後のテストマッチを行った。
それに合わせたのかどうか。前日の5日、疲労回復を謳う指定医薬部外品『リポビタンD』が、サプリメントの国際的なアンチドーピングプログラム「インフォームドチョイス」(IC認証)を得たことが公表された。
南ア代表とのテストマッチの名称は「リポビタンDチャレンジカップ2019」。試合会場となった埼玉県・熊谷ラグビー場では、無料サンプリングが行われていた。筆者は気付かなかったが、IC認証のロゴマークを掲げた幟も立てられていたらしい。
指定医薬部外品でのIC認証取得は、『キューピーコーワαドリンク』(興和)に続き2ブランド目。IC認証取得を通じて、アスリートが安心して服用できる栄養ドリンクであることを打ち出すと同時に、製造・品質管理レベルの高い「安心・安全」な商品であることを生活者にアピールする狙いだ。
W杯は、エナジー飲料に押され気味の需要を喚起するのにまたとない機会。リポビタンDと日本ラグビーは浅からぬ関係にあり、販売する大正製薬は2001年から日本代表を支えている。歴史的3勝を挙げた前回W杯(15年)では、スタッフも含めた50名全員に100万円の報奨金を贈呈し、ラグビーファンを大いに喜ばせた。今回は大会オフィシャルスポンサーも務める。
「アスリートを支える、資格がある」──IC認証取得を受けてリポビタンDはこうしたアピールも可能となった。注目の初戦は20日19時45分キックオフ。日本代表の活躍がリポビタンDの需要を底上げし、かつ、IC認証の認知を全国的に広げるかもしれない。