健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　ファーマフーズは6日、2019年7月期の業績を発表し、売上高は対前年比32.6％増の105億3200万円、経常利益は77.2％増の6億3600万円の大幅の増収増益となった。ここ数年、右肩上がりの業績を支えている通販事業と機能性素材事業とともに、創薬研究などのバイオメディカル事業も大きく数字を伸ばした。

　中核事業の通販事業は、売上高が同35.3％増の85億2300万円を計上。主力のサプリメント「タマゴサミン」が成長をけん引するとともに、化粧品のリピート通販が拡大し、効率的な広告宣伝と顧客購入単価が上昇したという。また、広告宣伝費は計画通りに約50億円を投資（前期は36億3700万円投資）し、セグメント利益は同65.8％増の2億8800万円となった。

　機能性素材事業は、主力のＧＡＢＡと、美白素材「セレブロン」の売上が順調に推移するとともに、ＯＥＭ事業も堅調に受注を積み上げたとし、売上高は同10の17億7700万円、セグメント利益は同17.9％増の7億1300万円の増収増益。ＧＡＢＡは、国内の機能性表示食品市場の拡大を背景に採用が増加し、海外では北米を中心に好調に推移している。美白素材は、サプリと化粧品の両分野の原材料として広がりをみせ、アジア市場を中心に大きな伸びを示しているという。

　バイオメディカル事業の売上高は、同531.6％増の2億3100万円、セグメント利益は2100万円となった（前期は8600万円の損失）。

　今期業績は、売上高136億5400万円、経常利益7億5200万円を見込んでいる。