サッポロW ヘスペリジンを第2弾素材に (2019.9.26)


 サッポロホールディングスの健康関連素材の事業会社、サッポロウエルネスラボが、レモン由来ヘスペリジンの取り扱いを新たに始める。ヘスペリジンの研究成果を軸に、独自素材として展開するSBL88乳酸菌に次ぐ第2弾素材として投入する。市場投入時期は未定だが、まずは原材料のBtoB事業化を進める。

 サッポロHDは9月18日、レモン由来の酵素処理ヘスペリジンに顔のむくみを軽減する働きがあるとする臨床試験を発表している。同社グループでは、R&D成果を生かした事業展開を中期経営計画の柱としており、成長をリードする戦略テーマとして「『食』分野の拡大加速」を掲げている。

 今回発表した研究成果は、顔のむくみが気になる日本人成人男女88名を対象に、ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験で実施したもの。酵素処理ヘスペリジンを300㍉㌘含むタブレットを1日1粒、2週間連続摂取させたところ、プラセボ群と比べ一時的に顔のむくみが解消されることを確認した。また、夕方時の下腿のむくみも解消されたという。東洋精糖との共同研究成果。

 なお、すでに機能性表示食品として届出が公開されている、SBL乳酸菌を機能性関与成分に、睡眠の質を改善することをヘルスクレームとしたサプリメント「スイッチ乳酸菌」については、来春を目途に販売開始する予定だ。


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