金氏、BtoB事業に弾み 独自高麗人参、少量摂取で成果(2019.10.24)


 中国産と韓国産の高麗人参を用いた健康食品を販売展開する金氏高麗人参は、同高麗人参を用いた独自原材料の少量摂取による冷え改善などの研究成果をこのほど発表した。今後、同研究成果を、最終商品の販売とともに展開するBtoB事業での原材料・OEMへの採用につなげる考え。

 同社ではこれまで、同原材料摂取による不定愁訴改善などについてモニターでの研究成果を発表していたが、1日の摂取量が900㍉㌘と量的に多かったため、実際の商品摂取量(300㍉㌘程度)とかけ離れていた。

 今回の試験は外部に委託して実施。同社の紅参の微粉末と紅参熟成エキス粉末を組合せた、1日摂取量150㍉㌘と300㍉㌘の2品を用いた。被験者は平均年齢約48歳の男女48名。その結果、12週間の摂取で、プラセボと比較し、150㍉㌘品摂取群で「肩こり」「手足の冷え」が改善し、300㍉㌘品摂取群では、「肩こり」などに加え、「不眠」「筋肉・関節のこわばり」といった不定愁訴の改善を示したとしている。

 同研究成果を得て同社では、「当社の高麗人参原材料の供給は2015年から手掛けていたが、最終商品の販売が中心になりがちだった。今回の少量摂取での有用性データをもって、BtoB事業のテコ入れを図る」(広報部)としている。ペットサプリなど利用範囲も広げていく方針だ。


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