通販事業売上高100億円突破 ライオン(2014.2.20)
ライオン㈱(東京都墨田区)が10日発表した2013年12月期連結決算で、通信販売事業の売上高は前期比10%増の107億円となり、14年を目標にしていた売上高100億円を前倒しで達成した。
通販事業で主力の機能性食品「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」が引き続き順調に推移したほか、昨年6月に新発売した女性向けのヘアケアシリーズ「フルリア」も売上高拡大に貢献。これにより、定期購入者も15万人を突破した。
一方、同社の通販事業規模は08年以来、昨対比5割増し以上で急成長していた。このため、ここにきて一服感が出てきたこともあり、今年度は、通販事業での第2の柱の早期開発・育成を目指す。
第1の柱が「ラクトフェリン」はじめ「田七人参週間」「トマト酢生活」など“メタボケア”と呼べる健康食品群だったのに対し、今後、「フルリア」のほか機能性飲料「グッスミン」などといった“QOL(クオリティ・オブ・ライフ)ケア”製品群を第2の柱として成長させたい考え。