山田養蜂場 認知症対策事業に本腰 米大学名誉教授と連携(2019.11.21)


 山田養蜂場が、認知症対策事業を本格化させている。米国カリフォルニア大学名誉教授のデール・ブレデセン氏と連携し、同氏が確立したアルツハイマー型認知症治療プログラム「リコード法」を取り入れたサービスを今秋開始した。同社が11月11日に開催したプレスセミナーで明かした。

 サービスの内容は、テレマーケティングセンターに寄せられた消費者からの食習慣や生活習慣などの相談に対し、リコード法を参考にしてスタッフがアドバイスするというもの。

 このほか、ブレデセン氏が監修したサプリメント「ノンアルツBee」を12月19日に発売する。同製品は、ブラジル産プロポリスを主要成分に、コーヒーベリー、クルクミン、ツボクサ、イチョウ葉、ホスファチジルセリンを配合したもの。ブレデセン氏は配合素材選定などに関わっている。価格は瓶入り90球(約1カ月分)が税抜8000円、袋入り90球が同7900円。直営店と通販で展開する。

 同製品の発売後の展開について同社は、「医師と共同でエビデンスを蓄積し、クリニックなど医療機関に販路を広げたい」としている。機能性表示食品の届出も視野に入れているという。

 また、来年初頭から、同社の米国グループ会社、ライフシーズンズを通じて米国にも販路を広げる計画。

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