ヘルスケア事業を強化 グループ再編 三菱ケミカルHD(2014.2.20)
㈱三菱ケミカルホールディングス(東京都千代田区)は6日、ヘルスケア関連事業の基盤強化を図るために「㈱生命科学インスティテュート」を4月1日に発足すると発表した。同社グループの臨床検査、創薬支援などの三菱化学メディエンス、医薬品原薬・中間体事業の㈱エーピーアイコーポレーション、医薬、健食用カプセル製造のクオリカプス㈱、セルフチェック事業の健康ライフコンパス㈱の4社を新会社のもとで事業領域を統合させ、シックケアからヘルスケアまでの領域を一体運営させる。
5社によるヘルスケア事業の領域は、健康検診など健康に関する情報を活用し、予防、健康維持・増進サービスを提供する「健康・医療ICT」、再生医療、在宅・遠隔医療、個別化医療などの次世代医療に貢献する「Advanced Medication(次世代医療)」、創薬研究・開発プロセスに関する種々の機能を一括して提供する「創薬サポーティングインダストリー」の3部門。これら事業についてグループ内でシナジーを実現させることで各種イノベーションを生み出し、新たな収益事業の創出を図る。連結売上高は約1250億円を見込む。