日本生物科学 ナットウキナーゼが「機能性」に(2020.1.9)
日本生物科学研究所は、主力原材料として展開している納豆菌培養エキス「NSK‐SD」の提案を強化する。昨年12月27日付で納豆菌由来ナットウキナーゼを機能性関与成分とするサプリメントが届出公表されたことを受け、届け出た血圧降下のヘルスクレームを軸に、機能性表示食品の事業展開を拡大させる。
同社では3年程前から同原材料について、機能性表示食品として届け出るための準備を進め、これまでに複数回にわたり書類を提出してきた。
納豆菌培養エキスの現在の供給先は、国内外合わせ100社を超えている。
「供給先のうち十数社からは、今回の届出公表前から、現状の健康食品から機能性表示食品に切り替えたい考えを聞いている」(担当者)としており、ナットウキナーゼサプリの機能性表示への切り替えが一気に進みそうな気配だ。
届け出たヘルスクレームは、「納豆菌由来ナットウキナーゼは、血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。血圧が高めの方に適した食品です」といった内容で、2報の研究レビューで機能性を評価したもの。商品名は「ナチュラルスーパーキナーゼⅡ」。
また同社では、機能性表示食品事業の第2弾素材として、明日葉由来のポリフェノールの一種、カルコンの届出に向けても準備を進めている。