蝶理 ヒアルロン酸販売強化 届出サポートに対応開始(2020.1.9)
ヒアルロン酸を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出サポートを蝶理が強化している。同社が原材料供給するヒアルロン酸を機能性関与成分とする肌保湿訴求の機能性表示食品の届出が昨年11月、初めて公開されたことを受けたもの。届出実績を得たシステマティックレビュー(SR)などの提供と合わせた原材料供給を展開し、販売量の底上げを図る。
蝶理ではSRを外部委託で実施。同社が原材料供給するヒアルロン酸を使った臨床試験論文1報が最終的に採択されており、保湿機能が報告されたヒアルロン酸の1日摂取目安量は120㍉㌘となっている。届出サポートに当たっては、SRをはじめとする必要資料の提供や、最終製品中のヒアルロン酸の定量分析などにも対応する。
蝶理が原材料供給を手掛けるヒアルロン酸は、中国のブルーメイジバイオテクノロジー社製。蝶理によると、01年から国内で流通されている。ブルーメイジ社による18年度のヒアルロン酸の販売量は、食品・医薬品・化粧品の各グレード合計で200㌧と多く、昨年中に生産ラインを増設して年間生産可能量を360㌧規模にまで拡大させたという。国内流通実績と安定供給が可能な点を強みにしたい考えだ。