アピ 新サイト開設 ODM特化 「バーチャル工場見学」も(2020.2.6)
健康食品受託製造大手のアピが新たなウェブサイトを立ち上げ、1月17日に公開した。同社で手掛ける健康食品OEM/ODMに関する情報発信に特化したもので、「バーチャル工場見学」と題し、生産工場内の様子を幅広く伝える動画コンテンツも用意した。新サイトを通じ、紙媒体や展示会などのオフラインとオンラインを融合させた新しいマーケティング活動を展開していく。
新たなサイトのURLはhttps://api-odm.com。既存の企業サイトとは別に運用するもので、サイト内コンテンツを同社の健康食品OEM/ODM事業の紹介に特化。同事業にかかわる企画立案など営業サポートから、生産工場が保有する製造機能や研究開発体制などまでについて、同社がこれまでに掲げてきた〝One Stop OEM〟の他、17年9月以降の〝Api’s ODM〟の理念や要素を伝えるコンテンツづくりに務めたとしている。
コンテンツの一つ、バーチャル工場見学では、同社工場内で手掛けるソフトカプセルや顆粒などの製剤加工をはじめ、抽出や粉末化などの原材料加工、リトルPETドリンクなどの飲料製造、包装ラインなどのパッケージング工程、生産管理や品質管理等のサポート体制──などを動画で詳しく紹介。一般的に、製造企業は工場内部を必要以上に開示しないが、「どのような環境、製造工程、設備で健康食品が製造されているのかを詳しくご存知でない方などに、実際の製造現場のイメージを少しでも持っていただきたい」(同社戦略開発本部・新規事業開発部)との考えから、〝フルオープン〟に近い状態まで包み隠さず紹介することにしたという。
ほかにも、実際の導入事例を紹介するコンテンツなどを用意。現時点では1例にとどまるが、今後随時増やしていく考えだ。「現在公開中の新サイトは完成形ではありません。今後も引き続きユーザー目線で、ユーザーにとって有益、かつ知りたい情報を、随時更新し続けていきます」(同)。
【写真=新サイトの一部。工場内部の様子を動画で紹介するコンテンツも用意された】