池田糖化 6‐パラドールで規格化 (2020.5.28)
池田糖化工業は、一般的なショウガにごく微量含まれる刺激成分の6‐パラドールを規格化したサプリメント向けの機能性原材料を開発、5月下旬から販売を始めた。パラドールの機能性として知られる、抗肥満作用や抗炎症作用などについて動物試験、臨床試験など今後研究を進めていく。将来的には機能性表示食品への展開も視野に入れる。
新規原材料「発酵ジンジャーエキスパウダーS」は、これまでの同社の発酵技術をベースに、菌の増殖を阻害するなどの独自製法を用いてパラドールの含量を高め、0.4~0.5%で規格化したもの。粉末性状で、打錠品や顆粒などのサプリや、加工食品全般にも使用可能。同社によると、パラドールを規格化した原材料は見当たらず、差別化原材料として展開できるとしている。
同社では、ショウガオールで規格化した原材料を4種揃えており、今回の新原料投入でジンジャーエキスは5種類になる。そのほか、藻類由来DHA、冬虫夏草、納豆菌などの機能性原材料を展開している。