日立、ファンケルなど連携 健康長寿目指し新事業(2013.8.27)
㈱日立ソリューションズ、㈱ファンケル、公益財団法人神奈川県予防医学協会は1日、健康サービスの開発に有用なPHR基盤の実現に向けた実証実験を開始すると発表した。横浜市が推進する「個別化・予防医療の実現」に向けた取組みの一環として行うもので、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略統合特区で実施する。
PHRはPersonal Health Recordの略で、個人健康記録を意味する。PHR基盤とは、個人が健康情報を自己管理するための情報システム基盤を指す。
健康長寿社会を目指すための取組みとして、疾病の予防・早期発見で重要や役割を持つ健康診断や人間ドックなどで得られる健診情報の蓄積をPHR基盤の構築に活用することで健康サービスの提供モデルを検討する。データ構築には次世代型健診業務トータルサポートシステムで実績を持つ日立が関わり、それら健診情報に基づきファンケルが個別のサプリメントを提供販売していく。個人の情報を活用するためのセキュリティや健診機関との連携や運営方法について県予防医学協会が検証する。
具体的な実施時期は来年4月1日から翌年3月31日迄の1年間。