広がる機能性表示食品 惣菜や菓子パンにも (2020.9.10)
【写真=上:「ポテトサラダ 血圧が高めの人に」下:「北海道産小麦のつぶあんぱん」】
幅広い商品の動きを見せる機能性表示食品。惣菜や菓子パンなどまで広がり始めている。
キユーピーと同社傘下のデリア食品(東京都調布市)が共同開発した、惣菜業界初となる機能性表示食品のポテトサラダ『血圧が高めの人に』が、9月中旬から首都圏を中心に発売されることになった。
機能性関与成分はGABA。ほかの野菜に比べて、じゃがいもに多くGABAが含まれていることに注目した。血圧が高めの人に訴求する。
販売元はデリア食品。キユーピーでは、「機能性表示食品の惣菜シリーズとして、ほかにもラインナップを強化していく予定」としている。
オープン価格。
ツルハドラッグでは9月1日から、機能性表示食品の「北海道産小麦のつぶあんぱん」を、北海道、青森、秋田、岩手で発売する。
ツルハホールディングス、ロート製薬傘下のエムジーファーマ(MGF)、日糧製パンの3社が共同開発したもので、届出者は日糧製パン。
グロビン由来バリン‐バリン‐チロシン‐プロリンを機能性関与成分として配合。食後の血中中性脂肪の上昇抑制機能を訴求する。オープン価格。
MGFはオリジナル素材「グロビンペプチド」を配合したトクホや健食の「ナップル」シリーズで知られる。ツルハ側も食品から顧客の健康をサポートしたいという思いから、パン技術を持つ日糧製パンも加わり、今回発売に至った。