DHC パーソナル化サプリ本腰 (2020.10.8)

パーソナラナイズ化サプリ①

【写真=DHCが新発売した「パーソナルサプリ」。個々の顧客に合わせた成分を顆粒にして個包装にまとめて1カ月分を提供する】

 顧客それぞれのヘルスケアデータに根差したパーソナル化サプリメントの販売をDHC(東京都港区)が本格化させる。健康状態に関するカウンセリングや健康診断結果に基づき、その人に最適な成分を組み合わせた「パーソナルサプリ」の販売を2020年9月23日に開始。健康診断結果などをカメラで取り込めるスマホアプリも独自に開発した。

 DHCは「パーソナルサプリ」を招待制による完全受注販売方式で展開する。顧客は、ヘルスケアデータの提供から注文までを、同社で開発したスマホアプリ「パーソナルサプリ研究所」を通じて行う。

 このアプリでは、チャット形式のカウンセリングが行えたり、カメラから健康診断の結果を取り込んだり、サプリの摂取記録を取ったりできる。

 カウンセリングや健康診断結果に基づく、顧客個々のヘルスケアデータを背景に、最大18種類の成分を配合したサプリを提案、提供できるようにした。顧客には、「ベース成分」としてビタミン・ミネラル11種類のほかに、顧客個々のヘルスケアデータに応じた「パーソナル成分」3~7種を選択してもらう。サプリの剤形は顆粒とし、1回分ごとの個包装にまとめて提供する。

 内容量は、1箱60袋入(30日分)。価格は、配合成分によって異なり、1箱あたり4500円~1万8250円(税別)。

 同社は今後、カウンセリングや健康診断結果のほかに、遺伝子検査結果も踏まえたパーソナル化サプリを販売したい考えとみられる。同社は2018年に遺伝子事業を開始していた。また、開発したスマホアプリについても「最先端技術を活用した機能拡充を続けていく予定」という。

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